コーディングで大切にしていること。デザインをそのまま形にするだけではない仕事
Webサイトを制作するとき、デザインが完成したら、それをWeb上で実際に動く形へ変えていく必要があります。
そこで必要になるのが、コーディングです。
デザイナーが作ったデザインをもとに、HTMLやCSS、JavaScriptなどを使ってWebサイトとして実装していきます。
ただ、私自身はコーディングを、単純に「デザインをWebに置き換える作業」だとは考えていません。
PCではどう見えるのか。
スマートフォンではどうなるのか。
ユーザーがどのように操作するのか。
ページの表示速度に問題はないか。
将来的に修正や更新がしやすい構造になっているか。
デザインの意図を保ちながら、実際にユーザーが触れるWebサイトとして成立させる。
私にとってコーディングとは、デザインとユーザーの間をつなぐ仕事です。

デザインを「Webサイト」に変えていく
デザインデータには、完成したWebサイトの見た目が表現されています。
しかし、デザインデータそのものがWebサイトとして動くわけではありません。
そこからHTMLでページの構造を作り、CSSでレイアウトや見た目を整え、必要に応じてJavaScriptなどを使って動きを実装していきます。
例えば、
- メニューをクリックすると開く
- ボタンにマウスを乗せると変化する
- スクロールすると要素が表示される
- スライダーが動く
- アコーディオンが開閉する
- スマートフォンではメニューの形が変わる
といった動きも、Webサイトとして実際に機能するように実装する必要があります。
つまり、コーディングでは「見た目を再現する」だけではなく、ユーザーが実際に操作できる状態までWebサイトを作り込んでいくことになります。
デザイン通りに作ることだけが正解ではない
コーディングでは、デザインを忠実に再現することが重要です。
ただし、デザインデータをそのまま再現すれば、それで完成というわけでもありません。
Webサイトは、デザインソフトの中で見るものとは違います。
実際には、
- 画面の大きさが違う
- 文字量が変わる
- ブラウザによって表示が異なる
- スマートフォンでは操作方法が変わる
- コンテンツが追加される
- 将来的にページが増える
といったことが起こります。
そのため、コーディングでは「このデザインをどう再現するか」だけでなく、「実際のWebサイトとしてどう成立させるか」まで考える必要があります。
デザインの意図を崩さず、Webならではの条件にも対応する。
このバランスを大切にしています。
レスポンシブ対応は「縮める」だけではない
現在のWebサイトでは、PCとスマートフォンの両方で見やすく表示できることが重要です。
ただ、レスポンシブ対応というと、単純にPCのデザインを小さくすることだと思われることがあります。
実際には、それだけではありません。
PCでは横並びだった要素をスマートフォンでは縦に並べる。
メニューの表示方法を変更する。
文字サイズを調整する。
画像の見せ方を変える。
ボタンを押しやすい大きさにする。
余白を調整する。
必要に応じてコンテンツの順番や見せ方を変える。
画面幅に応じて、ユーザーがストレスなく閲覧できる状態を作っていく必要があります。
私はコーディングをするとき、PCとスマートフォンを別々のものとして考えるのではなく、同じWebサイトを、それぞれの環境に合わせてどう見せるかという視点で考えています。
ブラウザを開いたときに、初めて分かることがある
デザインデータ上では問題なく見えていても、実際にブラウザで表示すると気になる部分が出てくることがあります。
文字量によってレイアウトが崩れる。
想定より画像が大きく見える。
スマートフォンでボタンが押しにくい。
アニメーションのタイミングが合わない。
画面幅によって余白のバランスが悪くなる。
こうした問題は、実際にWebサイトとして動かしてみなければ分からないこともあります。
そのため、コーディングは「コードを書いて終わり」ではありません。
実際のブラウザで確認し、さまざまな画面幅でチェックし、必要に応じて調整する。
見る人の環境でどう見えるか。
そこまで確認して初めて、コーディングが完成すると考えています。
動きのあるWebサイトをどう実装するか
最近のWebサイトでは、静的なページだけではなく、さまざまなアニメーションやインタラクションが使われています。
スクロールに合わせた表示。
画像やテキストのフェード。
要素のスライド。
ホバー時のアニメーション。
ページを開いたときの演出。
こうした動きは、Webサイトの印象を大きく変えることがあります。
ただ、動きを増やせば良いというものでもありません。
動きには目的があります。
ユーザーの視線を誘導するためなのか。
操作できることを分かりやすくするためなのか。
ページにリズムを作るためなのか。
ブランドの世界観を表現するためなのか。
目的を考えたうえで、必要な動きを実装することが大切です。
私は、デザインの雰囲気を壊さず、ユーザーにとって邪魔にならない動きを意識しています。
コードを書くときに意識していること
Webサイトは、公開した瞬間に終わるものではありません。
公開後にテキストを変更したり、画像を差し替えたり、新しいページを追加したりすることがあります。
そのため、今きれいに表示できればいいという考え方ではなく、後から修正・更新しやすいコードになっているかも意識しています。
同じ記述を必要以上に繰り返さない。
ページの構造を整理する。
必要な部分だけにスタイルを適用する。
他のページへ意図しない影響が出ないようにする。
後から見たときにも内容が分かりやすいようにする。
こうしたことは、完成したWebサイトの見た目だけでは分かりません。
ですが、サイトを長く運用していくうえでは、とても重要な部分だと思っています。
WordPressなどCMSの実装にも対応する
Webサイトによっては、公開後にクライアント自身で情報を更新できるようにする必要があります。
その場合には、WordPressなどのCMSを利用して構築することがあります。
例えば、
- お知らせ
- ブログ
- 実績紹介
- スタッフ紹介
- 商品情報
- サービス情報
など、更新が発生するコンテンツを管理画面から編集できるようにします。
ここでも、単純にWordPressを導入するだけではなく、実際に運用する人が使いやすいことを意識します。
「更新できる」だけではなく、「迷わず更新できる」状態にする。
それもコーディングやCMS構築において大切なことだと考えています。
デザインとコーディングを別々に考えない
私はWebデザインだけでなく、コーディングやWordPressなどの実装にも携わっています。
そのため、デザインを見るときにも、「これをどうWeb上で実現するか」というところまで考えることができます。
逆に、コーディングをするときには、デザインの意図を理解したうえで実装することを意識しています。
この2つを別々の工程として考えるのではなく、
デザイン → コーディング → 実際のWebサイト
まで一つの流れとして考える。
そうすることで、制作途中で発生する「デザインではこうなっているけれど、実装するとどうするのか」という問題にも対応しやすくなります。
必要であれば、デザイナーやディレクターと相談しながら、より良い実装方法を考えていきます。
Webサイトは「完成してから」が始まりでもある
Webサイトは公開して終わりではありません。
実際にユーザーに使われ、クライアントに運用されて、初めてその役割を果たします。
だからこそ私は、コーディングの段階でも、公開後のことを意識しています。
修正しやすいか。
更新しやすいか。
ページを追加しやすいか。
スマートフォンでも使いやすいか。
必要な動きが正しく動くか。
ユーザーが迷わず操作できるか。
こうしたことを考えながら、一つひとつ実装していきます。
コーディングは、Webサイトに命を吹き込む工程
デザインがWebサイトの「設計図」だとすれば、コーディングはそれを実際に動くものへ変えていく工程です。
静止画だったデザインが、ブラウザ上で表示される。
ボタンが押せる。
ページを移動できる。
スマートフォンでも閲覧できる。
アニメーションが動く。
フォームから問い合わせができる。
CMSから情報を更新できる。
そうやって、デザインが一つのWebサイトとして完成していきます。
だから私は、コーディングを単なる「作業」としてではなく、Webサイトを実際に使える状態へ仕上げるための重要な工程だと考えています。
デザインの意図を理解し、Webならではの特性を考え、ユーザーが実際に触れるところまで形にする。
それが、私が考えるWebコーディングです。
Webサイトの新規制作やリニューアル、コーディング、WordPress構築、動きのあるWebサイトの実装など、制作内容に合わせて対応しています。
デザインデータからのコーディングはもちろん、ディレクションやデザインを含めたWeb制作全体についてもご相談いただけます。
「デザインはあるけれど、コーディングを依頼したい」
「WordPressまで構築してほしい」
「動きのあるWebサイトを作りたい」
「制作全体をまとめて相談したい」
そのような場合も、案件の内容や体制に合わせて対応しています。
お気軽にご相談ください。